たちばなさんの魅力

たちばなさんのインタビュー動画をまだ見ていない方はこちらから先に見て頂くことを、おすすめします

 

この人の魅力はこうこうこうです。

と文章で伝えるよりも、実際にその人に会った方が魅力はわかると思う。会うのが難しければ、動画でその人を見れば、文章とはまた違って伝わる部分があると思う。今回、彼女がインタビューを受けている動画があるんだから、それを見ればいい。
わざわざ「彼女の魅力はこうで」なんて説明するのは粋じゃない。でも、それを承知の上で、書いてみたい。

カブ録チャンネル 第1回
【高級ソープ勤務】たちばなさん(元グラビアアイドル/元大手証券会社勤務)

たちばなさんに上の動画のインタビューをさせてもらった。動画を観てもらったらわかるけど、彼女は頭がとても良い、そして努力家だ。
そして彼女は疲れ知らずだ。インタビューでもそうだったし、そして彼女とはここではないとある場所で、一緒にあることをしているのだが(エッチなことじゃないよ!)長時間の疲れることをしても(マジでこう書いたらエッチなことにしか読めないけど、マジでそういうのではない)まったく疲れを見せない。「疲れた?」と聞いても「疲れた」なんて言わない。絶対疲れてるはずなのに。でも家に帰ったら5分でご飯を食べて、すぐにパタンと寝てしまうらしい。絶対疲れてるじゃん。

カブ録の動画の中で、彼女が色んなことを喋ってくれている。
接客で気をつけていることや、SNSでの工夫。
9万いいねを得るほどバズっても2人しか来客がなかったという箇所では、それを機会に何が悪いのかを考えて、認知と行動は別だということに気づき、そして行動(=来店)に促すために、顧客の立場に立って、SNSでの見せ方を考え、ツイートをし、そして来店に促す。ただの、なんて書くと、うるさいフェミフェミ風俗嬢たちに「風俗嬢を見下している!」と怒られそうだけど、それを承知で書くと、たちばなさんは、もはやただの風俗嬢じゃない。マーケターだ。

マーケティングでは「ファネル」という概念がある。人が商品やサービスを認知してから行動に至るプロセスのことだ。
人がサービス・商品を購入するにあたっては、「認知」→「興味」→「検討」→「行動(=購入)」という段階を踏むので、それぞれの段階に分けて施策を打たないといけない(ということが、マーケティングに関する本では手を変え品を変え書かれている。)
9万いいねのような広く拡散されるツイートは、1つ目の「認知」(と、フォローまで至った人については「興味」)を獲得するものだ。彼女は2人しか来客が来なかったことで、自分で考え、そして、自分は「認知」は獲得できていたが「行動」に移せていないということに気づき、「行動」に促す施策を行った。動画の中で彼女はそれを自分の言葉で「お店に来て頂くクロージングができていなかった」と話している。
彼女は大学で法学を学んだということだから、もしかしたら教養課程で経営学やマーケティングを学んだかもしれないが、でも、もし学んだことがあったとしても、彼女はたぶんそういった本や抗議で学んだ理屈から、マーケティングをやっているのではないと思う。もしそうなら2人しか来なくてうんうん考えたりしていない。彼女は無意識でマーケティングをやっている(それを天才という)

ファネルの図(ちなみにマーケティングではこれ以外にも色々なファネルがあるのだが、これが基本だ)

お金を稼ぎたいと風俗を初めて、お店から出勤できないと言われるくらいに稼げない時期(このあたりのお話を詳しく知りたい方は、カブ録のYoutubeを見てください)があった彼女。毎月必ずお給料をもらえる「証券会社」の正社員を辞めて、完全歩合制の風俗の世界に来た彼女にとって「お客さんが来ない」というのは、文字通り、生きるか死ぬかのレベルの問題だった。風俗は、1人もお客さんが来なければ、何時間お店に出ていようと、本当に1円ももらえないのだ。そんな世界で生きる彼女にとって、お客さんに来てもらうための努力や気づきは、差し迫ったギリギリの部分から出てきたものだ。その、理屈じゃない、ギリギリのところから出てきた彼女の考えが個人的に好きだ。ぬるま湯の安全圏で生きて、本で読んだことや、ネットで聞きかじった知識を再構成して、マーケティングだの何だのアホなことを言ってる大勢の人たちより、彼女の言葉の方がよほど真に迫っている。リアルな言葉だ。

毎月毎月、失敗しても必ずお給料がもらえる正社員とは違って、お客さんが来なければ本当に1円ももらえない風俗嬢、どちらもモノを売るという意味では同じだ。
証券会社なら株や投資信託を売っているし、風俗は自分自身を売っている。

動画の中でたちばなさんは、SNSで女の子に嫌われないことが大事だと話す。
とても鋭い見方だと思う。お世辞抜きで、僕自身が勉強になった。これがたとえばYoutubeなんかだと、話は違う。Youtubeにおいてはフォロー関係の構造がないから、ただ届けたい男の子だけに向けていればいい。でもフォロー構造のTwitterは訳が違う。「拡散」という現象において、本来到達させたい相手である「男性」ではない「女性」の「意志決定」が介在していて、それがなければ拡散が起こらない。だから、女性に対して目を向ける必要がある。言われてみれば理解できる話だけれど、それを認識して、実践できている人がどれくらいいるのだろう。
ちなみに、彼女のこの「女の子に嫌われないことが大事」というのは、個人的には照れ隠しもあると思る。彼女と話していると、彼女は損得で女の子のことを向いているわけではなく、同じ店の子や友人に対して、損得抜きで想っているのだなと感じることが多々ある。

と、ここまでの話が書きたかったわけじゃない。
長々と書いたけれど、ここまでの話は、彼女が売れている根本の理由ではないと思う。こういったことの根っこに、本当の理由がある。

彼女が売れる本当の理由って、なんだろう?

ひとつヒントを出すと、それは、文章じゃ伝わらない。上にあげた接客やSNSの理屈なんて、正直全部文章で伝えられる。
動画でしかそれは伝わらないと思う。事後的だけれど、だからこそ彼女の動画を撮らせてもらって、よかったと思うし、動画を出した意味があると思う。

彼女が売れる本当の理由は、彼女の「人に褒められたい」という気持ちだと思う。
動画の中で、彼女は誉められても、それを謙遜したり、否定したりしない。
事実を言っているだけなのだけれど、彼女のすごさや実績についての話をするたび、彼女は嬉しそうに笑った。

彼女と話していて、僕は、彼女は幼稚園児みたいだなと思った。
積み木を詰んで、親にそれを見せ、褒められて喜ぶ小さい子供。
そのシーンをあえてカットせずに何度も使ったのは、別に彼女を馬鹿にするためじゃない。(それを馬鹿にする一般の視聴者はたくさんいるだろうなと思ったけど)
人一倍、人に褒められたい、認められたいという気持ちが強いから、予約で埋まるとか、本指名のランキングだとか、お客様に褒められるとか、お店の人に褒められるとか、そういったことをモチベーションにできる。(ひとつ注意が必要なのが、こういった欲求につけこまれて搾取されることはこの業界ではよくあって、それとこれとは話が別だ。たとえば、あくまで最後にあるのはお金だということは理解しつつ、自分が頑張るための手段として、わかりやすい指標を目標にして、それをモチベーションに頑張ることは、搾取ではないと思う。ただ、どれが搾取で搾取じゃないかを区別するのは難しいし、黒と白だけじゃなく、その中間のグラデーションもある。また、明らかに搾取されている人間に対して、突っ込んでいって「搾取だ!」と引き離す権利が、本人が同意している以上、そもそも他人にあるのか?など、色々と難しい話ではあると思うけど)

このことは、たちばなさんだけじゃなくて、今までインタビューさせてもらった他の風俗で働いている方たちにも、共通して感じた。
もちろん、その先にあるのはお金ではある。でも、お金「だけ」の人は、突き抜けては成功できないんじゃないかと、個人的に思う。

斜に構えて「しょせんは風俗じゃん」なんて言って努力をしない人がいる。自分が風俗で働いているくせに風俗を見下すようなことを公言する人たちもいる。

そんな人間、どこにいっても努力できないだろうなと思う。何かしら努力をしない理由をみつけると思う。
風俗は通過点かもしれない。短期間で効率よくお金を貯めるための、人生の経歴から消し去りたい、ひとつのステップに過ぎないかもしれない。
それはわかる。でも、ステップではあったとしても、自分の人生の一部分である場所で、努力できない人間が他の場所で努力できるんだろうか。
自分のいる場所を見下す人間は、自分のプライドを保ちたいんだと思う。自分はこんな場所にいるような人間ではないと思っているんだろうなと思う。そしてそれを口に出すことで、かろうじて自分の気持ちを保っている。それを口に出すことで、同じ場所にいる他の人間がどう思うかなんて、おかまいなしだ。そんな人間が人に愛されるんだろうか。

たちばなさんは、そんな人たちとまったく真逆だ。
彼女は風俗という世界ですごく努力しているし、そして彼女自身「お金のためにはじめた」と言っているけれど、始めたきっかけはそうであったとしても、今の彼女はお金のためだけに働いているわけではないと思う。今回のインタビューだって、僕たちに協力することに彼女のメリットはなかった。自分たちで言うのは傲慢ながら、動画によって彼女の良さが伝わることで、さっきのマーケティングファネルで言えば、認知から行動に誘導する効果は少しはあるかもしれない。でもそれを彼女が見越して、そのために協力してくれたとは思わない。彼女は今回に限らず、面白いからという理由で協力してくれる。それは動画で彼女が話していた通り「一度きりの人生だから色んな体験がしてみたい」ということなんだろうなと思う。

面白いことが好きで、人に認められたい、褒められたいという気持ちが人一倍強くて、そして変に斜に構えるところが一切なく、幼児園児のような素直さで、いいと思ったことは取り入れて、頑張る、そんな彼女の性格が、彼女が売れる一番の理由だと思う。

褒められる度に「えへへへへ・・・」と笑った彼女の笑顔を思い出す。
彼女が言う通り、彼女は、たちばな「さま」じゃなくて、たちばな「ちゃん」なんだと思う。
他のどの女の子より「ちゃん」なんだと思う。それも、17歳や、18歳じゃなくて、3歳や4歳としての「ちゃん」だ。

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