【風俗嬢インタビュー】第1回 ナミおねいさん

 

 

ナミおねいさん インタビュー 


 

もう『女の子は脱げば稼げる』といった時代は終わりを迎えている。それはコロナのせいだけではなく、もう少し前から始まっていた。
風俗嬢はお店に部屋を借りている個人事業主、と聞いたことがあるがまさにそうで、自らを商品として売り込み、価値を見出してもらうのが仕事なのだ。
最近はそこに、写メ日記やツイッターで自己アピールをし、客に見つけてもらう。そういうセールス的な部分も加わっている。
ツイッターでも、フォロワーを多数抱える人気の風俗嬢はたくさんいるが、その中に一風変わった売り込みで有名になった女の子がいる。
ナミおねいさんだ。ナミおねいさんは主に、流行りの歌にあわせ、風俗あるあるな歌詞で替え歌を作り、動画をあげて人気を博している。PVも自分で撮影し、どれもクオリティーが高い。
ナミおねいさんはSNSをどんな風に考えあのスタイルに行きついたのか。昨今の風俗業界に対して思う事、そしてどういった風俗人生を歩んできたのか。
筆者は今回のインタビューで、SNSだけでは見る事のできないナミおねいさんを垣間見た気がした。

 

 

 

ゲームに課金しすぎて、生活費が2万円足りなくなっちゃったんです。

 

 

ーーナミおねいさんは風俗をはじめてどれくらいなんですか?

5年くらいですかね。今のお店は1年7か月くらいです。場所は、栃木や西川口や金津園など、色んなところに行きました。業種もオナクラやエステ、色々経験しています。でも間がちょこちょこ空いてますね。私、3か月分の生活費が貯まったら3か月休んじゃったりするんですよ。そんな感じなので約5年って感じですね。

 

ーーそもそもこの仕事を始めたきっかけってなんですか?

昔スマホのゲームにドハマりしてしまって。白猫プロジェクトっていうゲームなんですけど、昼のお仕事で給料20万円もないのに、結構課金して、生活費が2万円足りなくなってしまって。当時の私は風俗のお仕事の知識がまったくなくて、お給料が高額って事も知らなかったんですよ。日払いでもらえるから、みんな最後に行きつくんだと思っていました。そうしたらお給料ハイって渡されて5万円とかで「ええ!?こんなに!?」みたいな(笑)本当にそのレベルで何も知らなかったんです。あと、当時好きな人とお別れしてムラムラしてたって言うのもありました。私は珍しいタイプだと思いますけど。それで吉原に足を踏み入れました。

 

ーーナミおねいさんはマットが得意という認識なんですが、働きだした時からそういう売りでやってたんですか?

いや、最初の3年間はマットを避けてきたんです。私も働きだした当初はツインテールなんかして、自分の意見を言うのも苦手で、お客さんにも強く言えないような大人しくて気の弱い子で・・・今はこんな感じですけど!(いやいや、そんなことないです。と否定できなくてすみませんでした。)
それでお客さんの要望を断れず、この業界ではあまり良くないと言われている「逆マット1」をされたんです。それが初めてのマットでした。で、その人も習ったわけではなかったから見様見真似って感じだったんですけど、その時すごく寒くて!もう本当に寒かった記憶しかなくて、これの何がいいんだと思ってしまったんです。

 

ーーじゃあそこからどうしてマットをしようと思ったんですか?

私、ロングが苦手だったんですよ。今のツイッターのイメージとは違うかもしれないですが、お話タイムって当時はすごく苦手でした。栃木時代とかは、過去に経験があったのでマッサージとかで繋いでましたね。で、ロングの時間を潰すためにマット覚えるか、みたいな。それと、初めて入ったお店は講習もなく、マットやりたいって言ったんですが当時結構ガリガリだったのもあって「ナミちゃんはやめた方がいいよ」と止められていたんです。だからことごとく機会がなかったんですよ。それでついに外部の講習を受けました。それから今のお店ではずっとマット売りですね。

 

ーーこのお仕事ってメンタルやられる子多いと思うんですね。それこそマットが苦手で~って悩んだり、ナミおねいさんが言うようにお話が苦手で、とか。それって嫌な事言われたり説教されたりってのもあると思うんです。ナミおねいさんは病んだりとかそういう面をツイッターなどでもあまり見せてないと思うんですが、秘訣とかってあるんですか?

最初に少し話したように、定期的に長期休暇は取るようにしています。ちょっとでも「あ、やばいな」と思ったらゆっくり休むようにしてますね。金銭感覚が昼職時代のままなので、休みの間も特に贅沢するでもなくゲームしたり寝たりして過ごすことが多いかな。あとですね、こんな事言ったら元も子もないんですけど…
「年取ったら図太くなる!」
本当にこれなんです。昔はそう言ってくれるお姉さんたちに「うそだ~」って思ってましたが、本当でした(笑)
私も最初はお客さんからお金をもらってるから、って意識が強すぎて、もっとこうしなきゃとか、ああしなきゃとか、仕事の事でよく病んでいましたが、今はどちらかというと『お客さんが楽しくて、私も楽しい』そっちの方がいいなと思って仕事をしています。真面目な子ほど病みやすいと思うんですが、「頑張らなくても何となく生きていけるわよ」って伝えたいです。

 

 

可愛いとかキレイより面白いと思われる方が嬉しいんです。

 

 

ーーナミおねいさんはツイッターのフォロワーが約4万人とめちゃくちゃ多いですよね。今のツイッターアカウントを始めたのはいつからですか?

ツイッター自体は2年3か月ほど前です。フォロワーが伸びだしたのは割とすぐの頃で、すぐに1万人超えました。今でこそ結構いますが、私が始めた頃は、動画編集をガッツリやって、上げていた人がそんなにいなかったんです。だから物珍しさで伸びたのかなって思っています。

 

ーーやっぱり風俗の子ってエッチな写真とかそういうのをあげている子が圧倒的に多いと思うんです。ナミおねいさんはそういう風にツイッターを使おうとは思わなかったんですか?

エロはガッツリ伸びますよね。風俗嬢のフォロワーが増えるのってエロか意外性か、どちらかだと思っています。私は露出した写真とかそういうのを撮るのが個人的に苦手で、なのでエロいのは、やろうと思っても出来ないんです。でもエロが出来るなら絶対エロ路線で行った方がいいと思いますよ。そのほうがSNSから来てくれるお客さんの数も全然多いだろうし。
小学生の時とかにみんなを笑わせようとギャグしたり面白い事ばかりしている子とかいませんでした?私が完全にそういう子供で(笑)昔から可愛いとかキレイより、面白いと思われる方が嬉しかったんです。なので私には、今のおもしろ路線が合っていると思います。ツイッターでもよく「マウント」とかって議題に上がりますが、めちゃくちゃ稼いでいるとかめちゃくちゃ可愛いとかの女の子に嫉妬する事って全然なくて、なので同業の女の子に嫉妬する事はないのですが、逆に面白いお客さんとかには嫉妬しますね!面白さで負けると悔しいです(笑)

 

ーーナミおねいさんほどフォロワーも多いと影響力だったりも大きいと思うんですが、ツイッターを使う上で気を付けている事とかってありますか?例えばお客さんの悪口言わないとか、、、

えっとですね、身バレには気を付けていました…ね…。でも、すごいタイムリーなんですが、2日前くらいに姉にツイッターが見つかってしまいました!(笑)
お客さんの悪口で言うと、私は結構ズバズバ言っちゃってます。写メ日記では特にハッキリ書いていて、個人へのお礼を結構しっかり書くタイプなのですが、こう言われて傷つきました、とかは結構ストレートに書きます。その都度発散するから引きずらないし、そこも病まない秘訣かも。

 

ーーやっぱりツイッターから来てくれる人も多いんですか?どういうお客さんがツイッターから来られます?

結構来てくれます。ツイッターを見て遠方から来てくれるってお客さんも多くてありがたいんですが、ナミおねいさんって実物どんな感じだろうって聖地巡礼みたくなってます(笑)だからそういう遠方のお客様や記念に会いに来てくれたってお客さんはリピートにはあまり繋がりません。でも、おかげで忙しくさせてもらってます。あとは、女の子のお客さんとかも来てくれますよ。それもツイッターやっていてよかったなと思う一つです。私、女の子に「講習はしません」と言っているので、だいたいお話したりして過ごしています。

 

ーーよく「誰が何と言おうと持って帰る」って文面と共に、両手いっぱいに大量の差し入れを持った画像をツイートされてますが、あれ好きなんですよね。全部同じお客さんなんですか?

あーあれですか(笑)あれ、お客さん同士が競い合ってるんですよ。しかも面白いのが、風俗のお客さんって例えば、好きだからってヤキモチとかで普通競い合うじゃないですか。うちは違うんです。「俺の方がもっと面白い事出来る」とか「俺の方がもっとすごいぞ」ってそういうところで競い合ってるんですよ(笑)私のツイッターに登場するお客さんで有名な人が居るんですけど、いつも大量の差し入れを持ってきてくれて長時間のコースで入ってくれる方がいるんですね。ベッドとかにその差し入れを並べて、まるでピクニックしているように見えるので「ピクニックさん」って呼んでいたんですよ。その人もいつの間にかエスカレートし、今ではケトルとテントを店内に持ち込んで「キャンプさん」に進化しました(笑)もはやなんのお店かわかりませんよね(笑)みんな面白すぎて本当に嫉妬します。

  1. マットプレイとはローションを大量に使い、女の子が体を動かしお客さんの体とこすり合わせながら行うプレイであるが、滑って危ないため、男の人は完全受け身で女の子に身をゆだねるのが基本である。逆マットとは通常とは逆で、お客さんが上になり動く状態である。あまり良くないと言われる理由は、マットプレイはプロである女の子が提供するものであり、素人のお客さんが行うのは滑ってけがをする場合がある、など極めて危険な行為だからだ。
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